気象庁は20日(火)、向こう3か月(7~9月)の天候の見通しを発表した。暖かい空気に覆われやすいため、向こう3か月の気温は東日本で平年並みか高く、西日本や沖縄・奄美は高い見通し。向こう3か月の降水量は、前線や低気圧の影響を受けやすい東・西日本で平年並みか多くなりそうだ。
太平洋高気圧は日本の南で西へ張り出し、エルニーニョ現象の影響で偏西風は平年よりやや南寄りを流れる見込み。このため、東・西日本と沖縄・奄美は暖かい空気に覆われやすくなりそうだ。また、南から暖かく湿った空気が流れ込みやすいため、東・西日本は低気圧や前線の影響を受けやすい見通し。
7月
北日本は、平年と同様に曇りや雨の日が多い見込み。東・西日本は、前半は平年と同様に曇りや雨の日が多く、後半は前線や湿った空気の影響で平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。沖縄・奄美は、平年と同様に晴れの日が多い見込み。
8月
北日本の天気は、数日の周期で変わる見込み。東・西日本と沖縄・奄美は、平年と同様に晴れの日が多くなりそうだ。
9月
北・東日本と西日本の日本海側は、天気が数日の周期で変わる見込み。西日本の太平洋側と沖縄・奄美は、平年と同様に晴れの日が多くなりそうだ。
■参考 梅雨明けの平年日
沖縄 (6月21日ごろ)
奄美 (6月29日ごろ)
九州南部(7月15日ごろ)
九州北部(7月19日ごろ)
四国 (7月17日ごろ)
中国 (7月19日ごろ)
近畿 (7月19日ごろ)
東海 (7月19日ごろ)
関東甲信(7月19日ごろ)
北陸 (7月23日ごろ)
東北南部(7月24日ごろ)
東北北部(7月28日ごろ)