6月17～18日、ベルギーのスパ・フランコルシャンで開催された2023FIM世界耐久選手権（EWC）第2戦スパ24時間耐久ロードレースで、今年からフル参戦を開始した石塚健（JMA RACING ACTIONBIKE）は完走を果たした。
開幕戦ル・マン24時間ではリタイアに終わり、今大会の予選後に完走したいと語っていた。決勝では多少のトラブルはあったようだが、総合18位、SSTクラス9位でフィニッシュした。
「とりあえず完走が今回第一の目標だったので、達成できたのは本当に嬉しいですね。大きなトラブルもなかったし、前回は転倒が2回ありましたが今回はなく、前回のル・マンの反省を活かせたと思います」
「レースは長かったですし、9スティント走ったのでひとりで8耐くらいの距離を走りました。バイクが重たいのはなかなか解消できなくて、いろいろ試行錯誤しましたが、あまり乗りやすくバイクを作れなかったので、体力面はかなりきつかったです」
「でも、それなりの走らせ方をレース中も学びながら、トライして、どんどん良くしていけたので、次に向けてもそこは良かったです」
チェッカーを受けたのは石塚自身で喜びもあったが、最終戦に向けての想いも同時に出てきた。
「（チェッカーを受けて）本当にシンプルに嬉しかったですね。チェッカーを受けたい一心でこの24時間頑張ってきていましたが、受けた瞬間に次、もうワンステップどうしたらいけたのかなとか考え始めていたので、まずは24時間を走り切る第一のステップをクリアできたので嬉しいですけど、もっと乗りやすくペースも上げれるように考えていきたいですね」
鈴鹿8耐はTERAMOTO@J-TRIP Racingから参戦する石塚。最終戦ボルドール24時間はJMA RACING ACTIONBIKEに戻り今回以上の成績を狙っている。
「ボルドールに関してはコースも知っているし、バイクも2戦終わって知っているので、上位を目指したいですね。今回はSSTクラス9位だったので最低でもそれ以上は行きたいです。トップ5を目指したいですね」
