八雲町 17人死傷事故 現場にトラックのブレーキ痕なし

道南の八雲町でおととい起こったトラックと都市間高速バスの衝突事故で、現場にはトラックのブレーキ痕がなかったことがわかりました。この事故ではトラックとバス、双方の運転手とバスの乗客合わせて5人が死亡したほか12人が重軽傷を負いました。衝突事故の現場ではきのう道警による現場検証が行われました。警察によりますとトラック側の道路にはブレーキ痕がなかったということです。警察はきのう、午後7時ごろから事故で亡くなったトラック運転手・梶谷誠さんの勤務先である「日本クリーンファーム」の事務所に過失運転致死の疑いで家宅捜索を行い、運行記録や勤務実態がわかる資料などを押収しました。きょうは午後から梶谷さんの司法解剖を行い死因を調べています。また、ほかの4人の死因が判明しました。バスの運転手・興膳孝幸さんと道南・鹿部町の高清水忍さんは胸を圧迫されたことによる緊張性気胸でした。函館の若崎友哉さんと札幌・清田区の高橋裕美さんは出血性ショックでした。

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