「バレー界に恩返しをしたい」 引退の元代表石井優希さん

記者会見後、写真撮影に応じる石井優希さん=20日、佐賀県鳥栖市

 バレーボール女子でリオデジャネイロ、東京両五輪に出場した石井優希さん(32)が20日、佐賀県鳥栖市で引退記者会見を開き「バレー界やスポーツ界に恩返しをしたい」と話した。引き続き佐賀県に拠点を置く久光に所属し、バレーボール教室やイベントなどに携わる。

 最後の試合から約2カ月がたち「やり切った気持ちが大きく、晴れやかな気持ちで日々を過ごしている」という。「楽しいことばかりでなく苦しいことが多かった」と涙をこらえながら話した。

 印象に残っていることに、エースとしてチーム最多の170得点をマークした19年W杯を挙げ「控えが多かったが、先発で起用されて楽しく試合ができた」と振り返った。

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