山陽・女子野球コーチに広島カープOB・安部友裕氏 日本一目指し「覇気」注入

7月22日から開催される女子の高校野球全国大会―。その大会で全国制覇を目指す山陽高校の女子野球部に “スペシャルなコーチ” が、就任しました。

山陽高校 女子硬式野球部 真鍋凛 キャプテン(香川県から入学)
― 山陽高校を選んだ理由は?
「設備がきれいだったのと、1期生というところにひかれて、ここに来ました」

創部3年目の山陽の女子硬式野球部は、部員37人。高校でも野球を続けたいという生徒たちが、広島だけでなく、中四国から集まりました。

山陽高校 女子硬式野球部 山口遥 監督
「3学年が初めてそろう節目の年となって、この夏の大会において日本一を獲ることを目的にすえて、この3年やって来たので、この夏、目的が達成できるように子どもたちと一緒に練習に励んでいる」

全国大会を来月に控えるそんな彼女たちに強力な助っ人が登場しました。

昨シーズンまでカープで現役の野手としてプレーをしていた 安部友裕 さんが、特任コーチに就任したのです。

カープOB 安部友裕 氏
「みなさんと一緒に学んで、少しでもみなさんのお役に立てるようにやっていきますので、やるからには日本一を目指して、勝てるように強い組織作りをして、そのうえで楽しく取り組んでいきましょう。よろしくお願いいたします」

プロの世界で活躍したコーチの登場に部員たちも練習にいっそう力が入ります。

真鍋凛 キャプテン
「野球レベルの底上げもそうなんですけど、今までの自分たちになかった野球観だったり、戦法だったりを得られるのではないかと期待している」

安部コーチが就任した山陽は、7月22日から兵庫県で開催される全国大会に出場し、日本一を目指します。

― 広島県内で女子野球部がある高校は、佐伯・広陵・山陽の3校。この3校を含め、大会には全国の女子高校野球部58チームが参加。まずは予選グループ2組に分かれてトーナメント方式で戦い、勝ち抜いた各組8チームずつ、計16チームが決勝トーナメントに進みます。決勝戦は、甲子園球場で行われます。

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