北別府学さん死去 新井貴浩監督「小さいころから見てきた」 球団OBやファン 功績をしのぶ

カープ黄金時代のエース・北別府学 さんが亡くなりました。北別府さんの功績について、新井監督や球団のOBに聞きました。

広島カープ 新井貴浩 監督
「闘病されていたことはお聞きしていたんですけれども、さきほど訃報をお聞きして、すごく残念です。わたしがカープに戻ってきたときにお会いしてごあいさつをしたところ、『がんばりんさいよ』っていうふうに優しく言っていただいたのを思い出します。天国で北別府さんが見守ってくれていると思いながら、また、きょうから選手たちとプレーしていきたいなと思います」

広島カープOB 山崎隆造 さん
「いや、まず最初にやっぱりびっくりしたっていうことが先でしたね。現役時代もよく食事とか、飲食ですよね、誘っていただいたり、こういう仕事(野球解説者)をし始めたときも相談したりなんかして、アドバイスをいただいたりとか、沖縄のキャンプとか、2人で一緒に行動をともにしたのが2年ありましたかね。本当、仕事に関しては厳しい方だったので、安らかにゆっくり休んでくださいと言葉をかけたいと思いますね」

広島カープ 佐々岡真司 前監督
「まずはびっくりしたというか。まだまだお若いですし、早い、そういう気持ちです。1年目、ぼくが最初に先発からリリーフになったときに最初の1セーブ目というのが、北別府さんの後で初めてセーブを挙げて勝ったというのが印象でもありますし、そのときに『ありがとう』という言葉をかけてもらい、食事に連れて行ってもらったり、飲みに連れて行ってもらったり、怒られることもありましたけど、かわいがってもらったというのがすごく印象になります」

カープファンたち
「新幹線を降りたタイミングでYahoo!ニュースで速報で出たんですけど、『まさか、きょう…』みたいな。病気になっているってのは知っていたので、がんばってほしいなっていうのと、たまにテレビに出る姿を見て、がんばっているなっていうのは見えていたので、きょう、その情報を聞いたときにショックでした」

「あの当時はピカイチでしょう。残念ですよね。同じピッチャーがなかなか出て来ないので…」

「わたしたちはあこがれている感じが強かったので。スター性があったというか、そういうところで野球が好きになりました」

「広島のファンに愛されていたし、残念だと思います。みんな言っていますけど、針の穴を通すようなコントロールで、今のカープの投手陣に本当に見習ってほしいというか、そういうふうに思いますね」

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