京都・舞鶴の海底から古い砲弾24個撤去 長さは最大で70センチ

砲弾とみられる物体の撤去作業に当たる海自隊員ら(舞鶴市・舞鶴湾)

 海上自衛隊舞鶴水中処分隊と舞鶴海上保安部は20日、京都府舞鶴市下安久の舞鶴国際埠頭(ふとう)付近の舞鶴湾で発見された古い砲弾とみられる物体24個を海底から撤去した。

 砲弾とみられる物体は長さ30~70センチ、直径10~20センチ。9日に港湾工事業者が工事前の潜水探査作業で発見し、通報した。

 撤去作業では舞鶴海保が発見現場周辺を、いかりの投下を禁止するエリアに設定。海自隊員がゴムボートで砲弾とみられるものが沈んでいる場所に近づき、ダイバーがかごを使って海底から引き揚げた。

 舞鶴海保によると、海自が今後、爆発の危険性などを詳しく調べるという。

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