不審者に出くわしたら…児童が「あぶトレ!」で身を守る方法を体で覚える=静岡・菊川市

静岡県菊川市の小学校では、1、2年生向けに防犯教室が6月20日開かれ、児童たちが不審者に出会った時に身を守る方法を学びました。

<不審者から逃げる練習>

「助けて!」

菊川市立内田小学校で1、2年年生を対象に行われた防犯講座、「あぶトレ!」の様子です。県が2013年から小学校や特別支援学校に向け実施している「あぶトレ!」とは、「『あぶ』ないときにどうするかを身につける『トレ』ーニング」のことで、防犯の知識を体で覚える講座です。

県によりますと、子どもへの不審な声かけに関する県内の届け出件数は、このところ年間1000件以上報告されています。

<大声を出す練習>

「いや!行かない!」

内田小の2年生24人は不審者に出くわすかもしれない危ない場所について学んだあと、実際に不審者に出くわした時はどんな風に自分の身を守ればいいのか実践しながら覚えていました。

<児童>

「いっぱい危ないところを教えてもらって、次にもし知らない人が来たら逃げられるなって思った。走ったり、お家の人に伝えたりする」

「家の後ろとか危ないと思いました。走って逃げる!」

2023年度の「あぶトレ!」は211の小学校や特別支援学校で開催される予定です。

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