由布市挾間町の住民、やせうま作りで交流【大分県】

ゆでて冷ました後、きな粉をまぶす参加者=由布市挾間町古野

 【由布】由布市挾間町古野地区の住民でつくる「やせうま保存会」は17日、同町古野の由布川地域交流センターで郷土料理「やせうま」を作り、交流した。

 同地区は「やせうま」の発祥地とされる。住民が一緒に調理し、食べることを通じて発祥の地としての意識を高め、地元への愛着を育む目的。新たに引っ越してきた住民に作り方を覚えてもらう機会でもある。

 「やせうまをみんなで作って食べよう会」として4年ぶりに開催。住民35人が参加した。熟練者がリーダーとなり、小麦粉を練り、延ばしてゆでるなどの調理をした。

 坂本絵梨さん(43)は「生地をきれいに長く延ばすアドバイスをもらった。地域の一体感を感じます」と話した。

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