陸自事件1週間、現場周辺に献花 「悲しい」「不安だ」

多くの花束などが供えられた陸自日野基本射撃場近くで手を合わせる女性=21日午前、岐阜市

 陸上自衛隊守山駐屯地(名古屋市)に所属する隊員3人が自動小銃で撃たれた事件から1週間がたった21日、現場となった岐阜市の日野基本射撃場の周辺では多くの花束やお菓子、ジュースなどが供えられていた。手を合わせた知人らは「悲しい」と悼んだ。近くの住民からは「不安だ。同じことが起こらないで」との声が漏れた。

 発砲を制止しようとして撃たれたとみられている八代航佑3等陸曹(25)と高校時代に交流があった同級生の女性=岐阜県=は「事件を止めようとして撃たれたなんて、悲しくて悔しい。『ゆっくり休んでね』と伝えました」と話した。

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