無許可の餌やりを減らそう 長崎市が猫の腕章と名札 ルール守る世話役に貸し出し

愛らしい猫の顔が描かれた名札や腕章

 「ルールを守って、この地域の猫のお世話をしています」という文字と愛らしい猫の顔が描かれた名札や腕章。届け出をした人に長崎市が貸し出す。無許可の餌やりを減らす取り組みで、今月から始めた。
 2021年度、全国62中核市中ワーストの殺処分数だった同市。29年度までに「ゼロ」を目指し、昨年は「置き餌をしない」など、猫への餌やりルールを定めた。
 腕章や名札どちらかを選べ、市のホームページを通じ申し込める。ルールを守って餌やりをする人が増えれば「猫だけではなく人にも住みやすい長崎に」と市動物愛護管理センター職員は、期待をかける。

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