国際交流事業で岩手県に滞在中のオーストラリアの高校生らが19日、花巻市松園町の花巻東高(小田島順造校長、生徒714人)を訪れた。生徒らは野球とサッカーで共に汗を流し、交流の輪を広げた。
岩手のアオダモを育てる会(原修会長)が主催する事業で、ロビーナ州立高の生徒や教諭ら約40人が訪問。硬式野球部と女子硬式野球部、サッカー部の練習に参加した。硬式野球部では、声をかけ合いながらウオーミングアップや投球、打撃に取り組み、肩を組んで記念撮影した。
野球部主将のガフニー・ライアンさん(3年)は「互いに声を出し合う練習に驚いた。手際の良い準備など自身のチームに生かしたい」と感心。女子硬式野球部の柳谷明日香さん(3年)は「好きな競技で国際交流もできて野球をやってて良かった」と喜んだ。