成田空港に近い千葉県芝山町の川で巨大サイズのニホンスッポンが見つかり、専門家らを驚かせている。
捕獲したのは同町立芝山中2年の萩原颯介さん(13)。18日夕、いつも魚を捕まえて遊ぶ高谷川の浅瀬で甲羅干ししているところを発見した。過去にこの川で見つけた6、7匹は甲羅が15センチ前後だったが、「網がミシミシ鳴って破けそうになりながら必死で持ち上げた」。測ったところ、甲羅は通常の2倍サイズの約39センチ、重さは約6.7キロあった。
県立中央博物館(千葉市中央区)の栗田隆気研究員によると、標準的なニホンスッポンの甲羅の長さは17センチ程度。成長が進んでも30センチが一般的で「39センチはかなり大きい」という。
3歳の頃から水辺の生き物に触れ、生態系の研究者を目指す萩原さん。「図鑑を超える大きさに出合えて感動し、驚いている」。自宅の大きな水槽で見守る。