【宇都宮】表千家睦会(織田圀枝(おりたくにえ)会長)は18日、伝統文化親子茶道教室を陽西町の護国会館で開き、親子約50人が茶の湯の精神や茶席での作法を学んだ。
市内の小学3~6年生に伝統文化を伝えるのが目的で、文化庁の伝統文化親子教室事業に採択されている。新型コロナウイルス禍の影響で開催は4年ぶり。
参加者は睦会の講師から茶道の歴史に関する説明を受けた後、お茶のたて方や飲み方を見学。お茶と和菓子を振る舞われ、実際の作法を体験した。
岡本西小3年宮本悠生(みやもとはるき)君は「和菓子が好きで茶道をやってみたかった。足はつらかったけど楽しかった」と話した。
織田会長は「お茶は人と人をつなぎ、会話のきっかけになる。茶道を通じ、思いやりや気遣いを身に付けてほしい」と話していた。