先日ボルシア・ドルトムントからジュード・ベリンガムがレアル・マドリーへと移籍することが決まった。まだ10代ながらも高額の移籍金が動くことになっている。
『thefootballfaithful』から、今回は「サッカーの歴史上最も高額だった10代の選手たちTOP5」をご紹介する。
5位:エンドリック
移籍元:パウメイラス
移籍先:レアル・マドリー
移籍金:6020万ポンド(およそ108.79億円)
来年取引されることが合意された天才エンドリック。パウメイラスで10代にしてトップチームの主力となった彼は、18歳の誕生日を迎えた2024年7月にレアル・マドリーへと加入することが決まっている。
ユースレベルでは169試合で165ゴールを決めるという鮮烈な記録を作り、16歳と2ヶ月16日でパウメイラスの最年少デビュー記録を更新。2022年10月のアトレチコ・パラナエンセ戦では初ゴールと2点目を叩き込み、ブラジルリーグで2番めに若い得点者となった。
レアル・マドリーはもちろんヴィニシウス・ジュニオールやロドリゴ・ゴイスのように欠かせない存在となることを期待しているはずだ。
4位:マタイス・デ・リフト
移籍元:アヤックス
移籍先:ユヴェントス
移籍金:6800万ポンド(およそ122.89億円)
2019年にアヤックスから6800万ポンドの移籍金でユヴェントスへと移籍し、「歴史上最も高額な10代のディフェンダー」となった。
若くしてアヤックスの中心選手となり、センターバックながらクラブの最年少ゴール記録の2位を保持。チャンピオンズリーグでもチームを準決勝に導き、10代でキャプテンマークを巻いた。
その後ユヴェントスでは3シーズンで117試合に出場。そしてバイエルン・ミュンヘンへと移籍してブンデスリーガを優勝しており、まだ23歳で3カ国のリーグタイトルを獲得している。
3位:ジョアン・フェリックス
移籍元:ベンフィカ
移籍先:アトレティコ・マドリー
移籍金:11300万ポンド(およそ204.21億円)
2019年に起こった驚きの移籍であった。ベンフィカで2018-19シーズンに天才的なプレーを見せた19歳のジョアン・フェリックスは、なんとアトレティコ・マドリーへと1億1300万ポンドで移籍した。
まだトップチームで1年しか過ごしていなかった細身のアタッカーの彼が、守備的なプレーを得意とするアトレティコ・マドリーに移籍する。そこに寄せられた不安の声は的中し、ディエゴ・シメオネ監督の戦術には全くハマらない存在になってしまった。
131試合で34ゴールという記録を残した後、今季はチェルシーへとローン移籍。プレミアでもそこまで絶対的なプレーを見せておらず、来季はどうなるのか注目されている。
2位:ジュード・ベリンガム
移籍元:ボルシア・ドルトムント
移籍先:レアル・マドリー
移籍金:11500万ポンド(およそ207.83億円)
今夏のマーケットを前に合意が発表されたジュード・ベリンガムの取引。ボーナスが全て満たされれば1億1500万ポンドに達するという移籍金が約束された。
16歳でバーミンガム・シティを離れてドイツに渡ったベリンガムは、ボルシア・ドルトムントでの3シーズンで世界トップクラスの若手としての評価を確固たるものにし、今季はブンデスリーガの最優秀選手にも選ばれた。
攻撃でも守備でも見事な活躍を見せ、欧州5大リーグで最高のセントラルミッドフィルダーといえる存在に。レアル・マドリーはそんな彼にあのジネディーヌ・ジダンが付けていた「5」を手渡すことにした。
1位:キリアン・エムバペ
移籍元:モナコ
移籍先:パリ・サンジェルマン
移籍金:16500万ポンド(およそ298.19億円)
2016-17シーズンにチャンピオンズリーグ準決勝に進出したモナコ。そのなかでエキサイティングな活躍を見せたキリアン・エムバペは、なんと1年のローンでパリ・サンジェルマンへ移籍するという珍しい取引を行うことになった。
そしてその1年後、なんとボーナスを含めた1億6500万ポンドもの移籍金が支払われ、正式にパリ・サンジェルマンの選手になった。ネイマールなど世界トップクラスの才能に囲まれながら、彼はその中でも突出したスターに成長した。
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加入から260試合で212ゴールを決め、5つのリーグタイトルを獲得し、5シーズン連続で得点王に輝いた。天文学的な移籍金の額であったが、間違いなくその価値があった取引だった。