愛媛県と松山市は、最高気温が25℃を超える夏日が3日以上続き、県内の沿岸地域での海水温が20℃を超えたことから、腸炎ビブリオによる食中毒が発生しやすい気象条件になったとして「腸炎ビブリオ食中毒注意報」を20日に発令しました。
発令期間は今年9月30日までです。
食中毒の予防として、次のポイントを挙げています。
〇魚介類は、調理前に流水(真水)でよく洗う
・腸炎ビブリオは真水に弱い
・大量の流水(真水)で十分洗浄すること
〇魚介類専用の調理器具を使い、二次感染を防止する
・鮮魚調理後のまな板など、特に注意して洗浄、消毒すること
・専用器具を使用すること
〇手洗いの徹底
〇短時間でも冷蔵保存(4℃以下)を徹底
・刺身等は僅かの時間でも冷蔵庫内で保管すること
〇調理後は速やかに消費
・菌の増殖が非常に早いので、調理後は早く食べること
腸炎ビブリオの特徴として、海水中に生息し海水温が上がると大量に増殖すること、また、真水・熱に弱いことなどがあります。
食中毒の症状は激しい腹痛や下痢などで、愛媛県内では昨年度、6件発生しています。