かほく市大崎の砂丘地で栽培される「大崎すいか」の出荷作業が21日、同市森のJA石川かほく宇ノ気集出荷場で始まり、甘く丸々と育った約270個が富山市の市場へ運ばれた。
大崎園芸生産組合によると、大崎すいかは適度な歯触りと強い甘みが特長で、同組合の3軒が約4ヘクタールで生産する。今年は生育期の天候不順で例年より小ぶりだが、糖度は高く、十分な甘みを蓄えておいしく仕上がった。
生産農家らは形などに応じて選別し、箱に詰めた。7月下旬まで、富山県のほか、大阪府の市場へ約190トンの出荷を予定している。石川県内では同集出荷場とJAグリーンかほく(津幡町)、道の駅高松で7月上旬から販売する。