BMWやテスラ…海外の最新EV車が集結、神戸・旧居留地で7月に 兵庫の外国車保有率は全国屈指

昨年6月に開かれた「JAIA輸入電動車普及促進イベント」の会場=大阪市北区、グランフロント大阪(日本自動車輸入組合提供

 BMWやテスラなど海外メーカーの電気自動車(EV)をはじめとした最新の電動車約30台が、神戸・旧居留地、大丸神戸店東側の明石町筋に集結する。電動車の普及拡大に向け、全国的に外国車保有率が高い兵庫で、日本自動車輸入組合(JAIA)が7月14、15日にイベントを開く。

 「JAIA輸入電動車普及促進イベント in 神戸」(神戸新聞社後援)。ポルシェやアウディ、メルセデス・ベンツ、ボルボ、中国の比亜迪(BYD)など11社の二輪車を含む31台が並ぶ。普及に欠かせない充電インフラや電池のリサイクル事業者も出展。2021年から東京、大阪で開き、兵庫では初めて開く。

 国内の輸入電動車の新車販売台数は22年に1万4341台と初めて1万台を突破した。23年は車種の増加などで、さらなる販売増が見込まれている。

 兵庫県内の保有乗用車に占める輸入車の割合は21年3月時点で13.0%と全国平均の10.5%を上回る。市区町別では、芦屋が5位(37.9%)、神戸市東灘区が21位(24.5%)など神戸・阪神間の5市区が20%を超える。

 イベントは関係者のほか、一般にも無料で開放する。一般向けの展示は14日午後1~7時、15日が午前10時~午後5時。(大島光貴)

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