広島県内の新型コロナの感染者数は、感染症法上の5類に移行した後、増加傾向を示しています。この夏、流行の「第9波」はやってくるのでしょうか。
広島県 湯崎英彦 知事
「緩やかな増加傾向なので、今後の感染動向は注視する必要があると思っている」
これまでの感染状況に照らし合わせれば、ことし2月中旬ぐらいの水準だとして、基本的な感染対策を呼びかけた湯崎知事―。
広島市の新型コロナの患者数は、先月に5類に移行した後、増加傾向を示しています。移行直後、1医療機関当たりの1週間の患者数は1.23人でしたが、直近では3.31人になっています。
広島市内のクリニックでも、感染者が少しずつ増えてきているといいます。
大橋内科医院 大橋信之 院長(広島市医師会常任理事)
「コロナの5類に移行したころは、ずいぶん少なくなったという印象があったが、1か月余り経って、毎日1人か2人、コロナの陽性者が出ている状況。日によって差はあるが、そんな感じが続いている」
この夏、流行の「第9波」はやってくるのでしょうか。
大橋内科医院 大橋信之 院長(広島市医師会常任理事)
「やはり夏はクーラーで換気が悪くなる季節なので、コロナが広がるリスクというのは高まる季節だと考えられる。自分がもし少しでものどが痛いとか、熱がなくても体の変調があった場合には、人と会うときはマスクをするとか、そういったことを気を付けていくのは大切ではないかと思う」