日本、男女格差で125位 取り組み停滞、過去最低

日本のジェンダー・ギャップ指数

 【ジュネーブ共同】スイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)が21日発表した「男女格差(ジェンダー・ギャップ)報告」で日本は過去最低の125位に沈んだ。政治・経済分野での女性参画の取り組みが停滞している深刻さを反映、両分野で「非先進国」水準となった。世界で男女格差の縮小ペースは減速傾向にあり、平等を実現するには131年かかると試算している。

 政治で138位の日本より下位に位置するのは8カ国のみ。政情不安や非民主的な国が並ぶ。123位の経済でも、G20で日本より下位なのは130位のサウジアラビア、133位のトルコ、142位のインドと新興国ばかりだ。

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