「公明党とはうまくいっている」衆院・広島3区は公明・斉藤国交大臣で決着へ 自民県連幹部「次の選挙後に石橋氏が支部長と確約をもらった」

連立を組む自民党と公明党との衆議院・広島3区の候補者調整をめぐり、自民党は次の選挙に向けては支部長を置くことを見送る方向となりました。すでに斉藤国土交通大臣の擁立を決めている公明党に選挙区を譲ることになります。

自民党広島県連 中本隆志 会長代理
「最終的には次の選挙が終わった後には(石橋林太郎氏を)必ず支部長にしますという約束をいただいた」

衆議院・広島3区をめぐっては、両党の間で協議が整う前に公明党が 斉藤鉄夫 国交大臣の擁立を決め、地元の自民党からは不満の声が上がっていました。

自民党県連は、比例区選出で3区を地盤としている 石橋林太郎 衆院議員を、まずは3区の支部長とするよう求め続けていました。

21日午前、中本県連会長代理が、党本部の茂木幹事長と森山選対委員長に面会しました。

自民党広島県連 中本隆志 会長代理
「岸田政権における閣僚の1人である斎藤大臣を今、はねのけろと強く言っているわけじゃない。候補者になるか、ならないは別として、支部長にしてくださいと言っている。それからじゃないと、公明党に譲るにしても、自民党が候補者を出すにしても、3区をまとめる人間が誰もいない」

中本会長代理は、次の選挙後には石橋氏を支部長とする確約が取れたと成果を誇りました。また、今後の候補者調整は両党の本部同士と県組織同士の4者で協議する確約も取ったとしています。

自民党広島県連 中本隆志 会長代理
「岸田政権における国交大臣ですから、われわれも広島で斉藤大臣をバッシングしているわけでも全くない。公明党とはうまくいってますから」

石橋氏が支部長になるまでは、中本会長代理が3区の選挙のまとめ役をすることになったということです。

衆院・広島3区からは、日本維新の会の 瀬木寛親 氏も立候補を予定しています。

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