「女性DNAに虐げられた歴史」 上地横須賀市長、不適切と謝罪

横須賀市の上地克明市長

 神奈川県横須賀市の上地克明市長が市議会で「女性のDNA、ミトコンドリアの中に虐げられた歴史があり、その怨念が今の社会を構成している」などと答弁していたことが21日、分かった。上地氏は同日、不適切だったとして謝罪。「根強く残る女性差別を解決しないといけないとの思いを伝えたかった。差別的な意識や女性蔑視の意図は一切ない」と述べた。

 発言があったのは8日。上地氏は女性が虐げられてきたとした上で「だからこそ反動形成で、男女共同参画社会という話が出ている」「私の中で男女区別はなく、(横須賀市を)『全てを慈しむ街』にしたい」とした。

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