広瀬すずの感情が溢れ出す『水は海に向かって流れる』見どころ集約のスペシャル映像解禁

©2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 ©田島列島/講談社

2021年に映像化もされた「子供はわかってあげない」で漫画賞を総ナメにした田島列島の傑作漫画『水は海に向かって流れる』が、主演・広瀬すず、監督・前田 哲で映画化、全国公開中だ。このたび、本作の見どころを集約したスペシャル映像が解禁となった。

雨の日に初めて出会った二人

過去のある出来事から「恋愛はしない」と宣言するクールな主人公・榊千紗(広瀬すず)がシェアハウスに引っ越してきた10歳年下の高校生・直達(大西利空)との出会いをきっかけに、心の扉を少しずつ開いていく様を繊細に描いた本作。

公開を迎えSNS上では、高良健吾、戸塚純貴、生瀬勝久が演じるクセ者揃いのシェハウスのメンバーとのクスっと笑えるやり取りや、榊さんが気まぐれにふるまう豪快な料理の数々、スピッツが手掛けた主題歌「ときめきpart1」への感想、さらに笑顔を見せない榊さんと直達が物語を通して徐々にお互いの心の内を明かし、感情が動いていく様子に感想が続々と上がっている。

ついに榊さんの感情が溢れ出す

公開後「榊さんが心をゆっくり開いていくシーンが良かった」「二人のやりとりを見ているうちに、自分が肯定された気がして、涙が溢れた」「余韻のある終わり方が凄くいい」などの感想が続々とSNSにあがっている本作。スペシャル映像では、そんな感想と共に観客から反響の大きかったシーンを一挙公開。

本映像は26歳OL・榊さんが傘を持って、直達を駅に迎えに来る、二人の出会いのシーンから始まる。何も知らずに榊さんと出会った直達だったが、実は榊さんは直達を知っていた。過去の事情を知るシェアハウスの主・成瀬教授(生瀬勝久)とのシーンで明かされる、榊さんと直達の因縁、そしてその因縁に大きく関わっている直達の父親(北村有起哉)と榊さんの偶然の出会い、直達の叔父・茂道(高良健吾)も巻き込み展開していく二人の関係。

映像の中では今回初めて解禁された、クールな榊さんが感情をあらわにして、涙ぐむシーンも。笑顔を封印し「これまでは上手くやれてたのに。余計な波風がたたないように」と話す榊さんと、感情をうまく表に出せず、気持ちを飲み込み、日々のモヤモヤを何とかやり過ごしてきた直達が、徐々に心の内を明かしながら、少しずつ変化していく関係性、そして二人の感情が共に大きく動いていく様子を垣間見ることができる。

『水は海に向かって流れる』TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開中

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