【ローザンヌ（スイス）共同】国際オリンピック委員会（IOC）のアダムス広報部長は21日、スイスのローザンヌで開かれた理事会最終日の審議後に記者会見し、2030年冬季五輪の開催地を遅くとも来夏のパリ五輪開催時には正式決定する見通しを示した。札幌市は国内の支持率低迷により30年大会実現が困難な情勢で、34年大会以降の招致も視野に入れている。
30年を含む今後の冬季五輪招致で候補地は六つとしつつ、全ての都市名公表は避けている。IOCは今年10月の理事会で30、34年両大会の同時決定や持ち回り開催の実現可能性を報告する予定。
