2回利上げ「的確な予測」 米FRB議長、物価高抑制

米議会下院の公聴会で証言するパウエルFRB議長=21日、米ワシントン(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は21日、米議会下院金融委員会の公聴会で、FRBが14日公表した年内にあと2回の利上げが必要になるとの見通しについて「経済が予想通り推移すればどうなるかという、かなり的確な予測だ」と述べた。物価高の抑制に向けたFRBの利上げなどの取り組みは途上にあるとの見方も示した。

 高水準の政策金利が景気後退につながるとの懸念に対し、パウエル氏は物価安定化を優先する姿勢を改めて示した。

 FRBは昨年3月に利上げを始め、今月開催した前回の連邦公開市場委員会(FOMC)では11会合ぶりに金利を据え置いた。

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