大分市の有田さん、23日からニシキゴイ稚魚を無料で譲渡【大分県】

ニシキゴイの稚魚約7万匹を育てる有田哲則さん
成長過程で模様や色合いが形成されるニシキゴイの稚魚

 【大分】大分市皆春の有田哲則さん(77)が自宅前の水田でニシキゴイの稚魚約7万匹を育てている。ニシキゴイに魅せられ、18歳から趣味で始めた。「大事に育ててくれる方に譲りたい」と、23日から無料で譲渡する。

 4月末に卵が生まれ、現在は体長約3センチに成長。有田さんが初めて育てたという紅輝黒龍(べにきこくりゅう)や、紅白、昭和三色、秋水、プラチナなど8種類。臼杵市の愛好家、赤嶺友行さん(73)が採卵した大正三色も含まれている。

 昨年は県内各地や熊本市から100人を超える愛好家が受け取りに来たという。「成長過程でいろいろな模様や色合いが形成されるのが最高の楽しみ。国魚のニシキゴイを多くの人たちに飼ってもらいたい」と有田さん。

 観賞用のため、川などに放流はできない。希望者は来訪前日の午後7~8時に連絡する。受け取りは午前8時~正午で、なくなり次第終了。容器は各自で持参する。

 問い合わせは有田さん(080.3228.2289)。

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