夏の到来を告げる"ニッコウキスゲ"が見ごろ 日光市・霧降高原

 21日は、1年で昼の時間が最も長い夏至です。日光市の霧降高原では夏の到来を告げるニッコウキスゲが見ごろを迎え、訪れた人を楽しませています。

 山吹色の花が高原の斜面を彩ります。霧降高原キスゲ平園地には夏の訪れを告げる「ニッコウキスゲ」が咲き誇っています。

 ニッコウキスゲは日光市の市の花で、今週末(6月24日・25日)に日光市で開かれるG7関係閣僚会合のロゴマークにも採用されています。

 現在、「天空回廊」と呼ばれる1445段の階段の下半分ほど、標高約1400メートル付近で見ごろを迎え、標高約1600メートルの頂上付近は三分咲きとなっていました。以前は、ふもとから山を眺めると黄色に染まって見えるほど群生していましたが、一時はシカの食害で数が激減。地元の関係者などが苗を植えたり柵を設置したりして、ここまで回復してきました。

 梅雨の晴れ間となった21日は、ニッコウキスゲを目当てに県内外から多くの人が訪れ、そのかれんな花を写真におさめていました。

 キスゲ平園地のニッコウキスゲは、6月末まで楽しめるということです。

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