消防隊員が日ごろの訓練の成果を披露 消防救助技術大会・栃木県予選

 消防隊員が日ごろの訓練の成果を披露する大会が21日、宇都宮市にある県消防学校で行われました。

 この大会は、県内の消防署の職員が、救助技術の成果を発揮しようと毎年開かれているもので、12の消防本部から選ばれた292人が参加しました。

 コロナウイルスの影響で2019年を最後に2年間大会は中止され、去年(2022年)は無観客での開催となったため、観客を入れての開催は4年ぶりです。

 競技は災害現場などでけがをした人を救助する想定で行われ、消防隊員は正確性と速さを競いました。

 5人1組となり、スタート地点から5つの障害を乗り越えていく「障害突破」では、3メートルの壁を乗り越えたり、はしごをのぼってロープを渡ったりするなど、高い技術と体力が求められ、出場した隊員たちは息の合ったチームプレーを披露しました。

 このほか、5人1組で塔の下に転落した人を釣りあげる「引揚救助」や、20メートル先の対岸に取り残された人を救出する「ロープブリッジ救出」など、8つの種目で競技が行われました。

 予選を通過したチームや個人は7月、県内では初めて開催される関東大会に出場します。

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