「昼食難民救助隊」出動 北上・江釣子、毎週水曜にキッチンカー

キッチンカーで昼食を買い求める利用者

 北上市の江釣子地区自治振興協議会(伊藤幸次会長)は、毎週水曜日に江釣子地区交流センター前にキッチンカーを呼ぶ「昼食難民救助隊」を始めた。周辺飲食店の多くは水曜定休で、働く人たちの選択肢が限られるだけに好評。事業者の売り上げアップと地域のにぎわい創出にもつながる「三方よし」の取り組みとして定着を期す。

 のぼりを立てたキッチンカーからスパイシーな香りが立ち上る。3回目となる21日はタコスとカレーの2台が出店。昼食時には市役所江釣子庁舎の職員らが続々と訪れ、道路環境課の須田大気さん(27)は「以前は弁当を持参していたけれど、いろんな味を楽しめる。午後も頑張れます」と喜んだ。

 今後も毎週水曜日の午前11時~午後2時ごろまで出店を継続する。企画した同協議会の高橋春男さん(64)は「弁当が売り切れるなど反応は上々。立地の良さを生かし、さらに人が集う場としていきたい」と見据える。

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