飲酒運転の撲滅を訴えるラッピングを施した自動販売機が、兵庫県明石市大明石町2にある多聞ビルの正面に設置された。飲料売り上げの一部は、犯罪被害者などの支援を行う公益社団法人「ひょうご被害者支援センター」に寄付される。
県警とキリンビバレッジが各地で設置を進めており、県内で50台目。明石市内では2台目となる。同ビルで司法書士事務所を営む多聞重美さん(41)に同署が依頼した。
市内の2023年1~5月までの人身事故件数は382件(前年比2件増)で、約7割が交差点内やその周辺で発生しているという。
多聞さんは「交通事故は加害者にも被害者にもなり得る。自販機が交通安全を意識するきっかけになればうれしい」と話している。(領五菜月)