長崎・五島で全国椿サミット 2025年開催 市が準備費計上

 五島市は21日、26日開会予定の定例市議会に提出する本年度一般会計補正予算案など38議案を発表。2025年2~3月にある「全国椿サミット」の開催地に内定したことを受け、開催準備事業費357万円を盛り込んだ。来年3月に松江市である大会で正式決定する。
 サミットは、ツバキを活用した地域振興を目的に毎年、自治体の花木にしている市町村に愛好家や自治体職員らが集う。五島市では05年に開催。20年は「国際ツバキ会議」と同時に開く予定だったが、新型コロナの影響で中止となった。
 同市には約440万本のツバキが育つ。つばき油などの特産品があり、名花「玉之浦」の発祥地。サミット五島大会開催に向けた実行委員会の設立やPR活動を予定している。
 補正予算案は、総額1億1800万円を減額。補正後の総額は330億6千万円。買い物支援ドローン配送事業に1500万円を計上した。市内に拠点を置く事業者が、二次離島の嵯峨島などで実施している日用品などの配送を他の二次離島や福江島内の遠隔地に拡大する。
 市議会議会運営委員会は21日、会期を26日から7月20日までの25日間と申し合わせた。一般質問は29、30日、7月3日で計9人が登壇する。

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