フォーミュラE 来年3月に江東区で開催

「電気自動車のF1」と言われるフォーミュラEが、東京で開催されます。来年3月、江東区の東京ビッグサイト周辺の臨海部を舞台に、フォーミュラEが開かれることが決まりました。

「電気自動車のF1」と呼ばれるフォーミュラEは、ポルシェや日産などのチームが参加する世界的な自動車レースです。これまでモナコやニューヨーク、ロンドンなどで開かれてきましたが、来年3月30日に、日本で初めてとなる、東京での開催が決まりました。

東京都によりますと、コースは江東区の東京ビッグサイト周辺の公道を予定していて、レースで使われる電気自動車は最大時速320キロほどで走るということです。小池知事は、2050年に二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロエミッション」の取り組みに繋げたいとレースへの意欲を示しました。

小池知事:「世界大会の開催地として正式な決定があった。これからのEV時代の象徴かと思う。開催を通じてZEVの普及、ゼロエミッションの取り組みに繋げていければ」

江東区での開催が決まったフォーミュラEは、化石燃料を使用せず、バッテリーで走る電気自動車のレースです。今年で10年目を迎える大会で、1回のシーズンで世界の複数の国を回る形で行われます。3月の江東区のレースは公道で行われる予定で、過去これまでにもモナコやロンドン、パリなどで公道を使って行われています。今回決定した都内のレースでは、日産を含む11チームが出場を予定しています。

東京都によりますと、具体的なコースなど詳細はまだ決まっていないということですが、過去のレースでは街にあわせて作られた1周2~3キロのコースを45分間で何周できるかを競うレースになっていて、1万人から2万人分の観客席も設けられています。

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