足立区 人気の給食メニューをコンビニで商品化

「日本一おいしい給食」を目指す足立区が、今年もコンビニエンスストアとタッグを組み、足立区の給食の人気メニューを商品化しました。

記者:「足立区内にあるセブンイレブンですが、こちらの棚には「おいしい足立区フェア」ということで商品が並んでいます」

足立区とセブンイレブンが地域活性化の協定に基づくプロジェクトとして共同開発した、「給食の味カレーシチューごはん」。6月の食育月間に合わせて7月3日まで、足立区内の135店舗で販売されています。去年、区制90周年を記念して発売された「えびクリームライス」も好評につき再登場、足立区を含む都内14の区のセブンイレブンで販売しています。

この取り組みに近藤区長は…

近藤区長:「足立区のおいしい給食とシールを付けていただいているので、区にとっても大きなアピールになっている」

プロジェクトの背景にあるのが、区民の健康に関する調査結果です。2010年の調査で、足立区民の健康寿命は都の平均より2年ほど短いという結果に。このため、足立区は「住んでいるだけで自ずと健康になるまち」を掲げ、区を挙げて区民が「健康的な食生活」を送れるよう、取り組んでいます。

そのひとつが「おいしい給食」事業です。残ったおかずをじゃんけんで取り合うなど、足立区の給食は、こどもたちに評判です。

亀田小学校6年生:「味も濃くて(亀田)小学校って感じがしておいしいです」「(給食毎日食べていておいしい?)おいしい。足立区で一番おいしいよ」

6年生担任 剱持先生:「亀田小の給食は栄養教諭の努力・給食室の努力で本当に野菜が食べやすい。ドレッシングが最高です」

「おいしい給食」に力を入れる足立区では、各小学校に給食室を設置。メニューも学校ごとに分かれています。

亀田小学校の献立を考える栄養教諭の北川さんは、食事の楽しさを知ってもらい、食材に関心を持ってもらおうと、様々な工夫をこらしているそうです。

北川先生:「食べ比べとかもやってて、果物2種類だしてみんなどっちか好きですかって。かつて八百屋さんが勧めてくれたこの順番で食べるといいですよって」

食の安全にもこだわり、毎朝、スープやドレッシングも自分たちで手作りすることで、食材が高騰する中でも安くておいしい給食を維持しています。

北川先生:「いろいろなところから食育って伝えることができるので。子どもたちが大きくなった時も、給食のこんな献立あったよねと思い出してもらえたらと思っています」

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