ハンセン病で追悼式典 厚労省、患者らの名誉回復

厚生労働省で開かれた追悼式典で献花し、一礼する加藤厚労相=22日午前、東京・霞が関

 国の不当な隔離政策に苦しめられて亡くなったハンセン病患者や元患者の追悼と名誉回復のための式典が22日、東京・霞が関の厚生労働省で開かれた。

 全国13カ所の国立療養所の入所者数は今年5月1日時点で810人(前年比117人減)。平均年齢は昨年より0.3歳上がって87.9歳となった。入所者数は1950年代の約1万2千人をピークに減少が続いている。

 厚労省は2009年度から、療養所入所者らへの補償金支給法の施行日である6月22日を「らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日」と定め、同日前後に式典を開催している。

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