英国王リチャード三世の遺骨を発見した歴史愛好家・主婦の情熱 実話がモデル 「ロスト・キング」公開決定

スティーヴン・フリアーズ監督、サリー・ホーキンス主演の映画「ロスト・キング 500年越しの運命」が、2023年9月22日より劇場公開されることが決まった。

「ロスト・キング 500年越しの運命」は、2012年にイギリス・レスターの駐車場で、500年に渡り行方不明となっていたイギリス国王リチャード三世の遺骨が発見された実話を基にした作品。シェイクスピアの史劇により、イギリス史上まれに見る極悪人として名高いリチャード三世。本作の主人公である歴史愛好家の主婦であるフィリッパは、その既成事実に疑問を持ち、独自に調査を始める。1485年に死亡したリチャード三世の遺骨は、近くの川に投げ込まれたと長らく考えられてきたが、フィリッパは彼の汚名を晴らしたいと遺骨探しに没頭していく。

監督は、「あなたを抱きしめる日まで」「クィーン」など英国王室にまつわる映画を手掛けてきたスティーヴン・フリアーズ。「シェイプ・オブ・ウォーター」のサリー・ホーキンスを主演に、信念を貫いた女性の人生を肯定する物語を描いた。別居中の夫を演じたスティーヴ・クーガンは、ジェフ・ホープとともに脚本も担当している。ほかに「天才作家の妻 40年目の真実」のハリー・ロイド、ドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のマーク・アディが出演している。

主人公のモデルとなったフィリッパ・ラングレーは、日本での公開決定に際し、「この映画が日本で公開されると聞いて非常にエキサイティングに感じています。駐車場に眠る王を探す、という私のジェットコースターのような経験を描いたこの映画をぜひお楽しみください。忠誠が我を縛る、フィリッパ(別称 キングファインダー)x」と喜びのコメントを寄せている。
※「忠誠が我を縛る」はリチャード三世のモットーと言われている言葉。最後の「x」はキスの意味

【作品情報】
ロスト・キング 500年越しの運命
2023年9月22日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
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