ルカクが中東行きを検討? インテル再加入熱望もクラブ間交渉は停滞

[写真:Getty Images]

チェルシーのベルギー代表FWロメル・ルカク(30)が、中東行きを再検討しているようだ。

今季はレンタル加入したインテルで、ケガに苦しみながらも徐々に復調したルカク。公式戦37試合出場14ゴール7アシストの成績でシーズンを終え、今夏にチェルシーへ復帰する予定となっている。

ただし、ルカクにチェルシーでプレーする意向はなし。来季以降もインテルでプレーすることを希望しているが、チェルシーはこれ以上のレンタルを望まず完全移籍を求めているのに対して、資金難のインテルはあくまでレンタル移籍にこだわっていることから、交渉は停滞している。

チェルシーはこうしたルカクの態度を快く思わず、中東への売却を希望。すでにフランス代表MFエンゴロ・カンテ(32)のアル・イテハド加入が決まっているほか、モロッコ代表MFハキム・ツィエク(30)、セネガル代表GKエドゥアール・メンディ(31)、セネガル代表DFカリドゥ・クリバリ(31)のサウジアラビア行きも目前であり、ルカクがそれに続くことを期待している。

イタリア『トゥットメルカート』によると、ルカクは当初こそ中東行きを渋っていたものの、インテル再加入の可能性が低くなったことを受けて検討を開始しているとのことだ。ルカクにはアル・アハリがかねてより関心を示しており、今後具体的な交渉に入る可能性があるという。

一方で、インテルが主力売却などによって資金を調達できれば状況は変わる場合もあり、今後の動向が注目されている。

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