【OTC薬_5月の市場】総合感冒薬など前年2桁増/インバウンド店の貢献も

【2023.06.22配信】インテージヘルスケアは6月22日、「2023年5月度 OTC医薬品(一般用医薬品) 市場概況」を公表した。それによると、2023年5月度のOTC市場は前年比112.4%で、過去5年間で最も高い実績となった。インバウンド店の貢献が大きい総合感冒薬などの薬効が好調だった。

データソースは同社の「SRI+」(全国小売店パネル調査)。
全国エリア、約6000店舗のドラッグストアやスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター、ディスカウントストアのPOSデータをオンライン収集しているもの。

■SRI+(全国小売店パネル調査)について
https://www.intage-healthcare.co.jp/service/research/otc/sri-plus/

それによると、2023年5月度のOTC市場は前年比112.4%、5年指数は111.6で、過去5年間 で最も高い実績となった。
5年指数は、過去5年間の5月の販売金額の平均を100とした場合の指数。

引き続き、総合感冒薬、鎮咳去痰剤、口腔用薬などの風邪関連薬効が対前年2桁増で、プラス貢献が大きい。この3薬効は19年同月実績を超え、5年指数は最高値となった。

引き続きインバウンド傾向該当店の貢献が大きい薬効も多かった。整腸薬の好調も続いている。

ミニドリンク剤では、発熱・かぜ訴求製品の販売金額増が目立った。

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