「北限のお茶」ニセコで栽培、商品化目指す ルピシア 収穫イベントで参加者が摘み取り体験 寒冷地での栽培方法にめど 静岡からお茶の木7000本移植

お茶の製造販売を手掛けるルピシアが、後志のニセコ町で「北限のお茶」の商品化を目指し栽培に取り組んでいます。町内にあるルピシアの試験農園。今月中旬、収穫イベントが開かれ、参加したおよそ30人がお茶の葉の摘み取り作業を楽しみました。

参加者「お茶が好きで普段からルピシアのお茶を飲んでいて、参加したいと思った」「普段乾燥したお茶しか見ないので、こういう姿だと見られてそれがいい」

お茶の栽培は東北が北限とされていて、北海道での栽培は珍しいと言います。ルピシアは2015年からニセコ町でお茶の試験栽培に取り組んでいます。寒冷地での栽培方法にメドがつき、去年5月におよそ7000本のお茶の木を静岡から移植しました。

緑碧茶園(ルピシアグループ)興梠洋一社長「春になると一気に芽吹く。パワー(生命力)が違う。お茶の深み、うまみもぎゅっと。短い間で生育したそれ(生命力)を私たちに飲ませてくれてるんでしょうね。全然違う」

今後、安定的な生産体制や加工法を確立し、商品化を目指すということです。

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