「救命胴衣、確実に身に付けて」 夏のレジャーシーズンを迎え呼びかけ

釣り人にライフジャケットの着用などを求める彦根署員ら(彦根市・彦根港)

 夏のレジャーシーズンを迎え、滋賀県の彦根地方水上安全協会と彦根署は17日、彦根市の琵琶湖・彦根港で、レジャー客らに水難や船舶事故の防止対策を呼びかけた。

 同署によると、県内では昨年、湖や川での水難事故が14件あり、8人が死亡したほか、船舶事故は48件あり、26人が負傷した。

 活動では、安全協会の伊藤孝樹会長や同署地域課員ら約20人が、釣り人や観光船の乗船客、ボートなどの部活動中の大学生や高校生らに、▽ライフジャケットを着用する▽悪天候時には出航しない▽出航前に船などを点検する、といった注意点を書いたチラシを配った。

 同署の岡本俊明地域課長は「万一に備えて無理をせず、命を守るライフジャケットなどの救命胴衣を確実に身に付け、レジャーを楽しんでほしい」と求めた。

© 株式会社京都新聞社