5月スーパー売上高、1.3%増 アウトドア需要が拡大

全国のスーパー売上高増減率

 日本チェーンストア協会が22日発表した5月の全国スーパー売上高は、既存店ベースで前年同月比1.3%増となり、3カ月連続で増えた。食品の相次ぐ値上げで1人当たりの購入額が上昇。バーベキューなどアウトドア需要が拡大し、郊外店舗の売り上げが伸びた。

 全店ベースの売上高は1兆1185億円。売り上げの約7割を占める食料品は4.0%増だった。光熱費の上昇や物価高で消費者の節約志向が高まり、値ごろ感をPRした揚げ物などの総菜や弁当が好調だった。

 衣料品は0.2%増。気温の上昇で夏物商品が売れた。日用雑貨や旅行用品を含む「住関品」は前年同月と同水準だった。

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