兵庫県内の新型コロナ、3週連続増加 定点当たりの患者3.76人 神戸市内の病院でクラスター

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 兵庫県は22日、県内の医療機関199カ所から12~18日の1週間に報告された新型コロナウイルス感染者は748人で、1カ所平均3.76人だったと発表した。前週(5~11日)の653人、平均3.28人から約15%増加。3週連続で増え続けており、感染者の定点把握が始まって以降の最多を更新した。

 政令・中核市の定点当たりでは、神戸市=3.46人▽姫路市=3.58人▽尼崎市=3.07人▽西宮市=2.43人▽明石市=2.55人。また、中播磨健康福祉事務所管内では県内で初めて定点当たり10人となった。

 22日午前0時時点の入院患者は前週より22人増えて261人、うち重症者は6人増えて8人となった。

 神戸市の久元喜造市長は22日の会見で、病院でクラスター(感染者集団)が発生していることを明らかにし、感染が疑われる場合のかかりつけ医への相談や、感染時の自宅療養への協力を求めた。(高田康夫)

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