認知症による行方不明者 10年でほぼ倍増 広島県は322人届け出

去年1年間に全国の警察に届け出のあった認知症の行方不明者はおよそ1万9000人で、この10年でほぼ倍増していることが警察庁のまとめで分かりました。

去年1年間の認知症の行方不明者の数は、前の年よりも1073人増えて1万8709人となり、統計を取り始めた2012年の9607人から10年間でほぼ倍増し、最多を更新しました。

年代別では60代が938人。70代が6968人、80代以上が1万670人でした。

また、認知症も含めた行方不明者の総数は、前の年よりも5692人増えて8万4910人で、2年連続で増加しています。

このうち広島県内の行方不明者は、男性が1336人、女性が734人の合わせて2070人で、認知症による届け出は322人でした。

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