日本の高校生のんびり志向? 進路や職業意識、4カ国調査

 国立青少年教育振興機構は22日、日米中韓の高校生に進路や職業意識を尋ねた調査の結果を公表した。「暮らしていける収入があればのんびりと暮らしたい」の質問に「とてもそう思う」と答えた日本の高校生は49.4%で、4カ国中最も高かった。10年前の調査より16.6ポイント増加し、仕事と生活の調和を図るワークライフバランス重視の姿勢が浮かんだ。

 「のんびり暮らしたい」に「とてもそう思う」と答えたのは、米国が42.3%、中国が29.4%、韓国が35.9%となった。職業選択で重視する項目は「仕事の環境」と「安定性」を「とても重要」と答えたのは、日本がそれぞれ60%台で、他国より高くなった。

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