ボクシングで世界4階級制覇の実績がある井岡一翔(34)の尿検体から禁止物質の大麻成分が検出されたことを受け、JBCの安河内剛事務局長は22日、改めてドーピング違反ではないことを強調し、7月の倫理委員会で倫理規定に違反するかどうかを協議することを明らかにした。
井岡が24日に臨むスーパーフライ級世界戦直前の発表になったことについて、同事務局長は「試合後に公表して隠蔽体質と疑われたくなかった。井岡側は協力的であつれきはない」と説明した。
検体は昨年末の同級2団体王座統一戦の際に採取された。大麻成分はWADAの基準値を下回るため、JBCは違反に当たらないと判断。世界戦は予定通り開催する。