映画チケット2000円主流に 値上げ相次ぐ、民間調査

大手映画館の値上げ状況

 映画館の鑑賞料金の値上げが相次ぎ、一般(通常)チケットは2千円が主流になりつつあることが22日、民間調査機関の帝国データバンクの調べで分かった。光熱費の高騰や、人手不足に伴う人件費の上昇が背景にあり、同社の担当者は「映画館離れが加速しかねない」と指摘する。

 スクリーンが五つ以上か、総収容人数が500人以上の大規模な映画館を運営する50社の一般チケット料金を調べた。

 値上げは2022年から始まり、これまでに32社が実施したか、実施を決めた。21年時点では1900円が29社、1900円未満が21社だった。

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