【ワシントン共同】米カリフォルニア州の培養肉メーカー2社が21日、鶏の細胞を基にした培養肉を米国で製造販売する認可を取得したと発表した。鶏を殺さないため動物福祉に貢献でき、抗生物質やホルモン剤も使わないとアピール。ただスーパーに並ぶ鶏肉に比べ高額とみられ、価格と販路拡大が課題となる。
1社はイートジャスト社の培養肉部門グッドミート。既にシンガポールで製品を販売しており、今回は「米国という巨大市場に入ることを認められた」と歓迎した。
鶏の細胞を継続的に分裂できるようにし、栄養と温度を管理したタンクの中で培養。4~6週間で回収して立体成型し、安全を確認した上で出荷する。