【ニューヨーク共同】米連邦取引委員会(FTC)が消費者保護を理由に米アマゾン・コムを追及する姿勢を強めている。日本でも展開している会員向け有料サービス「アマゾンプライム」を巡り、解約の手続きを複雑化させたなどとして、ワシントン州の裁判所に提訴したと21日に発表。独占禁止法(反トラスト法)違反での提訴に踏み切る可能性もある。
「プライム」の会員は2021年時点で2億人を超えたとされており、米規制当局の動向が日本の当局に影響を与えるのかどうかが注目される。
FTCのリナ・カーン委員長は21日、「アマゾンは消費者をだまし、同意なしに会員登録させ、多額の損害を与えた」と批判した。