山口組と神戸山口組の「特定抗争」指定、14回目の延長 兵庫県公安委 「抗争が終結したとは認められない」

兵庫県公安委員会が入る兵庫県警察本部=神戸市中央区

 兵庫県公安委員会は22日、山口組(神戸市灘区)と神戸山口組(同市中央区)に対する特定抗争指定暴力団の指定を3カ月延長すると発表した。期間は7月7日~10月6日で、延長は14回目。

 2015年8月に山口組の一部直系団体が離脱し、神戸山口組を結成後、抗争が続いた。県公安委員会は20年1月、暴力団対策法に基づき、両組を特定抗争指定暴力団に指定した。

 神戸市、姫路市、尼崎市は引き続き両組の活動を厳しく制限する「警戒区域」とし、組員が事務所に立ち入ることや、おおむね5人以上での集合などが禁止される。

 県警暴力団対策課は「抗争が終結したとは認められない」としている。

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