「富士山を日本全体の存在に」“富士山世界遺産登録”から10年 静岡、山梨両県知事が発展誓う

富士山が世界文化遺産に登録されてから、2023年6月22日でちょうど10年となります。記念式典には静岡県の川勝知事と山梨県の長崎知事が出席し地域の発展を誓いました。

東京で行われた記念式典には、川勝知事や山梨県の長崎知事のほか、両県の関係者など400人がお祝いに駆け付けました。

<静岡県 川勝平太知事>

「世界人類の全ての人たちの同意によって、こうしたものとして認められた以上、我々は国土の象徴として持っている富士山を広く日本全体の存在にしていくことが必要である」

<山梨県 長崎幸太郎知事>

「我が国を象徴する唯一無二の上質な空間としてグローバルな視野のもと富士北麓のあり方について幅広く検討してまいりたい」

富士山が世界文化遺産に登録されてから2023年6月22日で10年。

<静岡県 川勝平太知事>

「多くの方々に仰ぎ見られる信仰の対象、芸術の源泉であるような存在として広めていきたいと覚悟しております」

両県の知事は、富士山の普遍的価値を守り伝えるため共同宣言を行い、地域の発展を誓いました。

© 静岡放送株式会社