【園田FCスプリント】メイプルシスターが5馬身差完勝…永井「かなり緊張していました」

22日、園田競馬場で行われた11R・園田FCスプリント(3歳上オープン・ダ820m)は、永井孝典騎乗の3番人気、メイプルシスター(牝4・兵庫・大山寿文)が快勝した。5馬身差の2着にパー(牝4・兵庫・松浦聡志)、3着にダノンジャスティス(せん7・高知・別府真司)が入った。勝ちタイムは0:49.3(不良)。

1番人気で畑中信司騎乗、ダノングッド(牡11・高知・別府真司)は10着、2番人気で吉村智洋騎乗、メイプルグレイト(牡8・兵庫・大山寿文)は9着敗退。

高知からの遠征馬3頭を含むフルゲート12頭によって争われ、永井孝典騎乗の3番人気、メイプルシスターが二の脚を利かせてハナを奪うと、直線で再加速して快勝。快速女王の称号を手に入れた。永井騎手はデビュー7年目でうれしい重賞初勝利。2着には好位追走からひと伸びを利かせたパー、3着には後方から突っ込んだダノンジャスティスが入った。3連覇を狙ったダノングッドは10着。

「ゲートさえ決まれば…」

園田FCスプリント 口取り (C)兵庫県競馬組合

早朝から降った雨の影響が残って、5年ぶりに不良馬場で行われた今年の園田FCスプリント。「かなり緊張していました」と振り返った永井騎手騎乗のメイプルシスターが二の脚を利かせてハナへ。「3~4コーナーで脚をためることができれば何とかなると思っていました」との言葉通り、勝負どころでも我慢。直線に向いて追い出すと後続を突き放してV。最後まで全く危なげなく、まさに「テンよし、中よし、しまいよし」の、完璧なレース運びだった。レース後、永井騎手は「ゲートさえ決まればチャンスはあると思っていました。追い切りに乗ったときもいい状態だと感じていましたし、しっかり決められてよかったです」と、笑顔で振り返った。

管理する大山師は初騎乗の永井騎手について「いつもウチの馬の調教で乗ってくれていることもあり、オーナーにお願いして依頼しました。プレッシャーをはねのけて結果を出したジョッキーが偉いです」と、騎手を称えた。なお、メイプルシスターの次走はオーナーと相談して決めるとのこと。

メイプルシスター 22戦7勝
(牝4・兵庫・大山寿文)
父:パイロ
母:ビューティサン
母父:フジキセキ
馬主:節英司
生産者:川上悦夫

【全着順】
1着 メイプルシスター
2着 パー
3着 ダノンジャスティス
4着 ディスケガウデーレ
5着 スマートメイス
6着 イズジョードリーム
7着 メイショウサトワ
8着 ジョーロノ
9着 メイプルグレイト
10着 ダノングッド
11着 クリノサンレオ
12着 クールシャワー

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